アリシア > 最近出番が減ったような……

キース : 全くその通りですよ! 最近アリシアの出番が富みに少ないです! アマンダ様やらジェイさんやらケイティさんやらエミリアさんやらの出番が無駄に多いんですよ! 無駄に!!

ぶわあぁあ!
きぃん!
ずがあぁあん!
(炎と氷と雷が連続でキースを襲う)

アマンダ : 逝っとく?
ケイティ : ちょっと酷いと思います!
エミリア : 私はともかく、ジェイの出番を無駄だなんて…… 死ね
ジェイ : エミリアの出番だって無駄じゃないぞ。というわけで――

ぼがっ!
(転がっているキースの頭を一殴り)

ジェイ : 成敗
エミリア : ありがと、ジェイ!
ジェイ : ははは、いいってことよ

(イチャイチャしだす二名)
(その二名はやりっ放しで去っていく)

アマンダ : 相変わらずマイペースな奴ら
アリシア : ど、どうしたんですか? お父様!

(そこでアリシアが通りかかる)

アマンダ : 突然の大火事に巻き込まれて、その後局所的な吹雪にあって
ケイティ : それから頭上に雷雲がもこもこ出てきて、ピカッと光ったかと思ったらピンポイントでどかんとやられてました
アリシア : そ、そんなに集中的に…… お父様ったら、今年厄年だったかしら?

(治療の光をあてがいながら、考え込むアリシア)

キース : う〜ん
アリシア : あ、お父様。気がつかれましたか?
キース : あぁ、アリシア…… 私は
アリシア : 大変でしたね。火事と吹雪と落雷に連続で巻き込まれたとか
キース : え? いや――

キッ!!
(アリシアの言葉に戸惑い何かを言おうとしたキースは、某二名にびしぃっと睨みつけられ黙りこむ)

アリシア : お父様? 今何か――
キース : い、いやぁ。何でもないよ。それより、ありがとう。助かったよ
アリシア : いいえ。では、用がありますからこれで。

(にっこりと笑ってから足早に去っていくアリシア)
(その場に残った三名はそれを見送って――)

アマンダ : まあ、口にしたあたしらが言うのもなんだけど……
ケイティ : あれに騙されるとは思わなかったなぁ。アリシアさんってば以外に抜けてる?
キース : そうですねぇ。で、では、私もこれで……

がしっ。
(曖昧な笑みで去ろうとしたキースの服のすそを掴む二つの手)

キース : な、何か?
アマンダ : 暴力的な制裁はさっきのでいいとして――
ケイティ : 文句はまだ言い足りないんですよね♪
キース : ……謹んでお聞きします

(満面の笑みの二名と涙を流しながら言葉を搾り出す一名)
(傍目には世間話をしているようにしか見えない光景の中で神経をすり減らしていくキースをアップにしてから幕が下がり終了――)
(と思いきや……)
(再び幕が上がるとそこには、ジェイ&エミリアが)

ジェイ : ピンポンパンポン。お知らせです。
エミリア : 本編での出番はどうにもできないから、番外編的な話のお題を人気投票のコメントを利用して送れば書くかもしれないそうよ。例えばジェイへのコメントで、私との『めくるめく愛の軌跡』とかね!
ジェイ : というか管理人の奴、今回の投票の結果が出た時にどんな話を書くか自分で決めなくて済むなとか考えているのが容易に判るぜ
エミリア : ま、どうせ収穫はないんでしょうけどね、こんな弱小サイト。あるとしても、大人気のジェイのネタばかりが大集合するのよ!
ジェイ : いやあ、どっちかってーとエミリアじゃないか? 一回目の人気投票で1位だったし
エミリア : もぉ、そんなことないわよ。でも、そうだとしてもきっと、ジェイがらみの話ばかりになるのね。あぁ、楽しみ……
ジェイ : あっはっはっはっ! そうだなぁ!

(うっとりと遠くを見るエミリアと楽しそうに笑うジェイを残して、今度こそ幕)