アリシア > アリシアさんの優しさと心の強さにホレました

ケイティ : えっ、ちょっ! キースさん、いきなりご乱心?
アラン : おいおい…… しょっぱなから帰れっていくらなんでもまずくないか?
アマンダ : 『ホレた』ってのが拙かったぽいわね
ケイティ : ……それだけで
アマンダ : 娘のいる男親なんてそんなもんよ
アラン : うーん…… まあ確かに、親父も昔はあんな感じだったな。エミリアに対して
ケイティ : あ、そういえばそうでしたね

(そこで昔話に花を咲かせつつ、画面から外れる2人)

アマンダ : へいへい、仲のいいこって
キース : 二度と来るなーーーっ!!

(相変わらず座った目つきで暴走しているキース)

アマンダ : そろそろ止めた方がいいのかしらねぇ……

(そう呟いて少し考え込むアマンダ。しかし――)

アマンダ : ま、いっか。めんどいし

(視線をキースから逸らしてぼけーっとしだす。と――)
ぼがっ!
(何やら鈍い音が聞こえる)

アリシア : お父様が失礼なことを申しまして、すみませんでした。改めまして、素敵なコメントを有り難う御座います

(突然のアリシアの登場に驚いて、アマンダが瞳をそちらに向けると)
(深々と礼をするアリシアと、倒れ伏してぴくぴくしているキースが。)
(そしてその脇には、凶器と思われる木の棒が転がっている)

アマンダ : ……相手によっては容赦しないわね、あの子
アリシア : アマンダ様ー。お父様を運ぶの手伝って頂けませんかー?
アマンダ : ふぅ…… ま、放っといて帰らないあたりは『らしい』か……
アリシア : 何ですか?
アマンダ : 別に。ジェイとかに毒され尽くしたわけでもないんだなぁって。ま、それはともかく特別に手伝ったるわ
アリシア : ?? はぁ…… あ、有り難う御座います
アマンダ : なんのなんの

(キースを両脇から支えて画面から消える2名)
(そしてブラックアウト――了)