バーニィ > 盗賊はやっぱり苦労人です
ジェイ ： ああ、バーニィが苦労をするのは必然だ
エミリア ： 運命の女神がそう決めているのよね
アマンダ ： 世界中の奴らが諒解していることよ
バーニィ ： んなわけあるかあぁ！ つか、苦労させてんのはお前らだろうがっ！
ジェイ ： 俺らだけじゃねぇじゃん？
エミリア ： そうよね
バーニィ ： ？ ケイティの方のパーティには苦労をかけられたことはないぞ
ジェイ ： ウザい名前出すなや。まあ、いいけどよ……
バチィンッ！
（ジェイはいいと言ったが、エミリアは思い切りバーニィをはたく）
バーニィ ： ――っつ〜……
アマンダ ： あんたは自分で苦労を呼んでるわよねぇ
バーニィ ： っせーな…… そういや、お前ら以外で俺に苦労かけてるのって誰だよ？
ジェイ ： は？ わかんねぇの？
バーニィ ： わかんね
ジェイ ： ……なるほど。では、実際に登場して貰いましょう！ アマンダ！
アマンダ ： オッケ！
しゅっ！
（空間転移で消えるアマンダ）
バーニィ ： ？ 何処行ったんだ？
ジェイ ： んー…… 『ラ』で始まって――
エミリア ： 『ム』で終わるところよね
バーニィ ： ま、まさか……
しゅっ！
（空間転移で何某かが現れる）
ティア ： バーニィ様ぁーー！！
バーニィ ： やっぱりかぁあ！
ティア ： バーニィ様がわたくしに会いたい会いたいと仰いながら泣き暮らしておられるとお聞きしました。水臭いですわ。遠慮などせず会いに来て下さればよろしいですのに……
バーニィ ： 言ってねぇ！ んなこと言ってねえぇえ！！
ティア ： 照れずともよいではありませんかぁ
（追いかけっこをしながら言い合いをする二人）
しゅっ！
（アマンダが空間転移で現れる）
アマンダ ： ウサネコちゃんも、苦労をかける人間って聞いて彼女が出てこないなんてねぇ
ジェイ ： 要するに苦労してるつもりじゃないんだろ、あれで
アマンダ ： ま、妥当な結論ね
エミリア ： 表面上は否定するんだろうけどね
（生温か〜い笑みを浮かべて肩をすくめる三名）
ティア ： 一緒に帰りましょう、バーニィ様！
バーニィ ： 一人で帰れえぇええ！！
（叫ぶバーニィを一度アップにしてからカメラを引き、幕）