ドルーガ > 癒しキャラです

アリア : わたしたちも毎日癒されてるよ〜
リリス : ドルーガ様と共にいますと不思議な気持ちになります。きっとそれが癒しなのでしょう
ヴァイス : 細けぇことは俺ぁよく分からんが、ドルーガ様はいい方だぁな
モル : ……というか貴方達。DQ3のお話にまったく出ていない者達が出てくるのはいかがなものかと……
アリア : ま〜ま〜モルさま。いいじゃないですか?
リリス : ちなみに、私達はDQ1小説「13.髪は長いお友達、と誰かが言った」に出ています。まだ読んでいない方は、是非読んでみてください
ヴァイス : んあ? 誰に言ってんだ?
リリス : 気にしては負けよ、ヴァイス
ヴァイス : そうか。じゃあ気にしねぇ
モル : ……まったく。DQ3しか読んでいない人が困るではありませんか
アリア : だいじょぶですよ〜 どうせいつもグダグダなんですし
ヴァイス : それに俺らがドルーガ様を尊敬しているのは紛れもない事実
リリス : ドルーガ様への好意的なコメントに対してならば、失礼なく対応する自信があります
モル : まあ、その点では、貴方達は信頼に値しますし…… 気にしないことにしますか
リリス : ありがとうございます
ヴァイス : 感謝致す、モル殿
アリア : わ〜い。ありがとうです、モルさま
モル : どういたしまして…… さて、では皆で、ドルーガ様の癒しポイントについて朝まで語り明かしましょうか
ヴァイス : ……朝まで?
リリス : うっかりまずいところに乱入したかしら……
アリア : あはは〜。ドルーガさま話でオール、楽しそ〜

(唯一楽しそうな反応の妖精1匹。他二名は苦虫を噛み潰したような表情)
(それを見てモルは、妖精1匹とドワーフ1人、それぞれの心持ちを理解したが、そこは気にせずドルーガ談義に入る)
(やはり唯一アリアだけが高いテンションで応対する)

リリス : ま、まあ、本当に朝までということは……

(五時間経過)
(いまだ楽しそうに話を展開させているモル、アリア両名)

ヴァイス : すっかり夜も更けたな……

(さらに五時間経過)
(鳥がチュンチュンとさえずる中、やはり楽しそうに話を展開させているモル、アリア両名)

リリス : 誰か止めて……
ヴァイス : もう若くないし…… そろそろ寝ないときっついなぁ……

(幽鬼のような表情を浮かべ、壁際にもたれかかる両名)
(とそこに――)

ドルーガ : おっはよう! なんだ、リリス、ヴァイス! 景気の悪い顔して!
リリス : あ、ドルーガ様。お早う御座います!
ヴァイス : お早うごぜぇます。いえ何、ちょいと寝不足でして
ドルーガ : 寝不足? そりゃいかん! 二度寝しろ、二度寝! 寝る子は育つぞ!!

(元気に言い放ってから今度はモル達の元へ向かうドルーガ)

ドルーガ : お早う! 楽しそうだな、モル、アリア!
モル : あら、ドルーガ様。お早う御座います
アリア : おはよ〜ございま〜す
ドルーガ : おお。こっちはこっちでえらい元気だな
モル : それはもう。貴方様の癒しのパワーで、私どもはいつでも元気です
アリア : モルさまの言うとおりです〜
ドルーガ : ? そうか? そりゃあ何よりだ! はっはっはっ!

(そんなやり取りをする三名を見詰め、他二名は――)

リリス : ……とてもついていけないわ
ヴァイス : ……ドルーガ様のお言葉に甘え、仮眠をとるとするかねぇ
リリス : ……そうね

(眠い目をこすりながら、ごく普通の妖精とドワーフが退場する)
(一方、普通でない者達はなおも立ち話を続けているが、キリがないので――)
しゅるしゅるしゅる
(暗幕を下ろして、終了のアナウンス)