ドルーガ > ぜひともパーティーを!!!

ドルーガ : よっしゃー! パーティだーーー!!
モル : まだ早いですよ、ドルーガ様。貴方様が3位以内に入った際に明文化される約束なのですから
ドルーガ : む。ということは、俺様が3位以内にならなかったら誕生パーティはなしか!?
モル : いえいえ、そこは明文化しないというだけで、勿論裏では私どもで盛大に祝わせて頂きますわ
アリシア : 私も参加させて頂きますね
キース : 勿論私もだよ。料理は不得手だけど、お茶ならこれ以上ないというくらい一生懸命淹れよう
ケイティ : 私も行きます。勿論、お邪魔でなければだけど
アラン : そうだな。折角知り合ったんだし、ケイティの言うとおり邪魔でないなら祝いに駆けつけるよ
ドルーガ : おー、本当か! 邪魔なわけはない! 是非来てくれ! いやー、楽しみだなー!!
アリア : わたしたちはそっちの時代のパーティには参加できないかなー
リリス : さすがに、ここのコメント返し以外で時間を越えるなんていう離れ業を使うわけにもいかないわよね
ヴァイス : 大体百年くらい前のことなんだろう? するってぇと……俺の親父殿がガキの頃ってぇところですかね?
ドルーガ : そうだな。ヴィスタが、見た目俺様と同じくらいだ。あとはヴァトラスも大分若いぞ
ヴァイス : 爺様が現役で戦えるくらい前ってぇことですかい? ひゃー、時間の隔たりっつーもんを感じるねぇ
アリシア : お二人とも…… 少し説明不足で、読んでいる方が混乱してしまいますよ…… えーと、ヴィスタさんはヴァイスさんのお父様、ヴァトラスさんはお爺様です。あ、ちなみにヴァイスさん、アリアさん、リリスさんは今(DQ3)から百年後(DQ1)でドル君に仕えている方々です。宜しければこちらの13話をご参照下さい
キース : ここまで親切なのは、このコメント返しでは珍しい気がするね
ケイティ : 実際珍しいですよ。大体いつも投げっぱなしですし

(このように皆が話を展開させている一方で――)

モル : さて、もう今からパーティの準備を始めましょうか。うふふ、ドルーガ様のお喜びになる顔が目に浮かぶようです

(嬉しそうに笑いながら買出しに向かうモル)
(と、そこで何かに気づき立ち止まり、カメラに向けて微笑む)

モル : 先程も申し上げました通り、明文化されることがなくともドルーガ様の誕生日はこちらで勝手に祝います。ですが、我が主が上位に食い込まないなどという事態にでもなりましたら……分かっていますね?
アリア : わたしは全てを焼き尽くす炎の魔法が得意だよー
リリス : 私はあらゆるものに永遠の眠りを齎す氷結の魔法が得意です
ヴァイス : 俺は魔法は不得手だが、その気になりゃぁどんな相手だろうがぶった切ったるぜぇ
モル : 私は僭越ながら、大抵の攻撃魔法は修めております
四名 : というわけで……

(声を揃えて、不自然な笑みを貼り付けながら声を大にする四名)
(そして――)

モル : どうすればいいか分かりますよね?(柔らかな笑顔)
アリア : 察してよねー。ドルーガさまを喜ばせるのは全種族の義務なんだから(元気一杯の笑顔)
リリス : 私はともかく、モル様が怖いですわよ(静かな笑顔)
ヴァイス : 悪ぃこたぁいわねぇから、ドルーガ様を押し上げるこったな(野生的な笑顔)

(笑顔だらけの四名が、何やら物騒な空気を纏わせながらはっきりとした口調で言った)

ケイティ : ……ドルーガ君と3位を争っている身としては、ちょっと逃げ出したい気分。
キース : ははは…… まあ、ケイティ君には被害がこないように私とアリシアで気をつけるよ
アラン : そこは宜しく頼むよ。あ、あと、それから――

(そこでアランは、カメラの方を向いて続ける)

アラン : 彼らの言葉の裏側の圧力に屈することなく――
アリシア : 清く正しい一票を、各々お好きな方に投じるようにして下さいね
ドルーガ : パーティーーーーーっ! 楽しみだーーーーーっっ!!

(アラン、アリシアによる注意、そしてドルーガの叫びをマイクロフォンがキャッチしたところで撮影終了)