ケイティ > 可愛いだけでなく覚悟があって、純粋に格好いい所が好きです。

ケイティ : や、やだなー。褒め過ぎだって///

(頬を緩めっぱなしで盛大に照れているケイティ)
(そのまま照れている様子を映すことになるかと思いきや――)

ジェイ : けっ。社交辞令にいちいち本気で反応してんじゃねぇよ、恥ずかしい女だな

(ケイティは兄の登場と言葉で、表情を一瞬で険しくする)

ケイティ : (引きつった笑顔を努めて浮かべ)死ね
ジェイ : はぁ!?
ケイティ : (やはり、引きつった笑顔を努めて浮かべ)もしくは消えろ

…………………………
すちゃ。
(どちらも引きつった笑みを浮かべ、各々の武器を構える)
(そして戦闘開始)
どがあんっ! きぃん! きぃん! がしゃああぁあぁぁあん!!
(所々で聞こえる金属音やら爆音やら)
(このままでは擬音ばかりになってなんともお聞き苦しいので――)

アリシア : ここからは私と
アラン : 俺でお相手させて頂きます

(一礼してから会話を始める二人)

アリシア : 確かにケイティさんは可愛らしいですよね?
アラン : あ、ああ、そうだな。それに格好いいというのも分かるな。ケイティは考え方がしっかりしているし、曲がったことが嫌いで、人のために何かをできる奴だ。それに健気で、努力家で――

(スラスラ、ベラベラと言葉を紡ぐアランに、)

アリシア : ふふ、べた褒めですね

(アリシアは可笑しそうに、それでいて微妙に不機嫌そうにコメントを入れる)

アラン : そりゃあ、事実だから仕方が――

ぼがああぁああぁぁあぁあ!
(と、いい笑顔で応えようとしたアランが、双子の攻防の攻撃余波で吹っ飛ぶ)

ケイティ : って、ああ! アランさん、すみませんっ!!
ジェイ : いやぁ。すんませんねぇ。あっはっはっはっ!

(さすがに戦いを止めてアランの元へやってくる二人)

ケイティ : あ、アリシアさん。いい所に。アランさんの回復をお願いできますか?
アリシア : あ、えーと…… すみません、私ちょっと用事が(笑顔)

(言い放ってスタスタと去るアリシア)

ケイティ : え、あれ?
ジェイ : まあ、お前らの鈍ちんぶりに、さすがにイラっときたのかもなぁ。しかし、あそこで笑うとは…… 意外と黒いところがあるのか?
ケイティ : 何意味わかんないこと言ってんのよ、馬鹿兄貴
ジェイ : ある意味で言えば、お前こそ誰もが認める馬鹿だろうよ
ケイティ : はあぁあ!?

(以下、再び戦いを始めた双子)
(地面には、怪我をしたまま放置されたアランが独り)

アラン : ……俺、何かしたか……?

(そんなことを呟いたアランを、なるべく不幸そうに映し出してからブラックアウト)