レイル > 下位からの巻き返し期待してます!
ジェイ : 無理だろ(きっぱり)
エミリア : 無理ね(きっぱり)
(言い切る二名)
メル : ま〜、ジェイを追い越すくらいの巻き返しは無理だと思うけど〜…… エミりゃんは余裕で追い越されてるよね〜
ぴく。
(笑顔で言ったメルに、エミリアは少し頬を引きつらせながらも――)
エミリア : そ、そんなことはどうでもいいわ。大事なのはジェイがトップでいることだもの
メル : ふ〜ん。そか〜
ジェイ : うーん…… てか、それはちょっと違うな
エミリア : え?
メル : ふえ?
(ジェイの言葉に、不思議そうに訊き返す二名)
ジェイ : エミリアは追い越されてないよ
メル : 何言ってるの〜、ジェイ。バリバリめりめり追い越されてるよ〜?
ジェイ : よく考えろ? 前回一位だったエミリアがここまで票が入ってないのはおそらく、エミリア好きの人が、俺に票を入れた方がエミリアが喜ぶだろうって思ったからじゃないかな?
メル : え、いや〜、それは考えすぎじゃ――
エミリア : そうだったのね! じゃあじゃあ、私は今もジェイと共に1位を爆走中というわけね!
ジェイ : ああ、そういうことだ。よし、一緒に夕陽に向かって走ろう!
エミリア : ええ!
(そう叫んで本当に駆け出す二名)
メル : う、う〜ん…… さすがのわたしもちょっちついてけないかな〜
(残されたメルは、苦笑いを浮かべて独り呟く)
メル : ん? ていうか、これって誰のコメント返しだったっけ〜? う〜ん……
(少しの間首を傾げて考え込んでいたメルだったが――)
メル : ま、いっか〜。きっとエミりゃんだよね、割といい扱い受けてたし〜
(適当100%で言って、元気に笑った)
メル : さて〜、ケイティでも誘ってご飯行こっかな〜っと
(機嫌よさげに去っていくメル)
(結局、この場の主役であるべき人物が一度も登場せずに)
(END)