リシティアート > これからもウサネコちゃんをたっっっっっっぷり可愛がってください

ティア : 寧ろわたくし、バーニィ様に可愛がって頂きたいですわ。きゃっ!

(そのように言ってから、紅くなった頬に手を当てて恥ずかしがるティア)

アマンダ : ですってよ。可愛がってあげたら?

(ニヤニヤ笑いながらバーニィを焚きつける)

バーニィ : ははは、聞かなかったことにしよう。それじゃ!

(爽やかに笑いながらそのように言い、駆け足で去っていくバーニィ)
(しかし――)
しゅっ!

バーニィ : くっ! 毎度お馴染み空間転移か!
ティア : もぉ、バーニィ様ったら照れちゃって。嫌ですわ
アマンダ : いつも通り、お姫さんの押し切りで決着のようね。毎度のこと過ぎて新鮮味がないわ

(ティアに捕まろうとしているバーニィを瞳に入れて、つまらなそうに呟くアマンダ)

バーニィ : ふ、悪いが今回はこのまま終わらねぇ…… これを見ろ!
アマンダ : そ、それは!

(バーニィが自信満々でかざした右手には、キメラの翼が1つ)

ティア : まぁ、さすがバーニィ様。用意が宜しいですわね♪
アマンダ : いや、お姫さんが楽しそうにする場面ではないっしょ
バーニィ : はっはっは、これでティアが追って来れねぇ場所に飛んでやるぜ!
ティア : うふふ(指をパチンっと鳴らす)
カイン : ちぇすとおぉおおぉぉお!!
バーニィ : どわあぁあっっ!!

どがあぁああぁあ!
(突然現れた男がバーニィに体当たり)
(その衝撃でバーニィはキメラの翼を取り落とした)

カイン : では、姫様。俺はこれにて
ティア : お疲れ様。どうも有り難う、カイン
カイン : 勿体無いお言葉に御座います

だっ!
(ダッシュで去っていくカイン)
(ティアは床に落ちたキメラの翼を拾い懐に入れる)

バーニィ : ……油断した
アマンダ : そういやあんな忠犬もいたわね
ティア : さあ、バーニィ様! では改めて――ん〜
バーニィ : いっ!

(倒れこんだバーニィの脇に座り込んだティアは、瞳を閉じてバーニィに向けて顔を突き出す)

アマンダ : あらら、大胆
バーニィ : 待てえぇえ! お前なあぁあ!
ティア : だって、わたくし達は将来を誓い合った仲。ならば――はっ! まさか嫌なんですの。そ、そんな……

(そこで涙ぐむティア)
(バーニィはいつも通りほだされそうになるが――)

バーニィ : いやいやいや。今日ばかりはこの涙にほだされるわけには
ティア : ぐすぐす。ひっく。うう……

(ついに頬を流れ落ちる雫)

バーニィ : はいぃい! 本泣き来ましたあぁあ! ってふざけてる場合じゃねぇ!! 悪かった! 御免! すみません!
アマンダ : 弱いわねぇ……

(ティアは謝り倒すバーニィを瞳に入れ、頬を拭いながら――)

ティア : で、では――ん〜
バーニィ : (くっ。仕方がない……)

(ゆっくりとティアに近づいていくバーニィ。そして――)
(ちゅっ)

アマンダ : って! そこでほっぺかい!
ティア : ぽっ。あ、その、嬉しいですわ、バーニィ様(ぽー)///
アマンダ : あ、おっけーっぽい
バーニィ : よしゃ! 今のうち!

だーーーーっっ!!
(猛スピードで逃げていくバーニィ)
(しかし、真っ赤になってぶつぶつ言っているティアは気づかない)
(バーニィは無事に見えなくなった)

アマンダ : この場合ウサネコちゃんの勝利? いや、引き分けかしら? 逃げられはしたけど、そのためにほっぺちゅーしちゃってるし
ティア : (ぽー)/////
アマンダ : てか、このお姫さん。積極的な割に存外おぼこいわね……
ティア : (ぽー)/////

(いつまでもぽーっとしているティアをアップにしてから終了)