古の科学者
僕は君に数多のものを与えた。 君と共に歩きたくて足を。 君と繋がりたくて手を。 君に僕を見て欲しくて瞳を。 君に声を聞いて欲しくて耳を。 君の声が聞いてみたくて口を。 君はそうして人になった。 そして今、君の子供たちが 全てを滅さんと 暴虐の限りを尽くしている。 彼らの暴挙は僕の罪だろうか? 君に多くを望んだ僕の罪なのか?
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