選択

世界か君かを選べと言われたら
僕は迷うことなく世界を選ぶね。
だってそうだろう？
君がいなくても世界は在り続けるけど、
世界がなくなったら
何者もその存在を保てないんだから。

そう口にしてこっぴどく怒られたのは
遠い昔のことではない。
あれは本心からでた言葉だった。

けど、なぜだろう？
今、この腕の中には君がいる。

世界がおわる。

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